大伸座とは・・?
1949年(昭和24年)に沖縄芝居俳優であり舞踊家の大宜見小太郎と宇根伸三郎によって旗揚げされました。
沖縄県内外のみならず、南米やアメリカなど国外でも精力的に公演を行い沖縄芸能の発展に貢献しました。
1994年(平成6年)に大宜見小太郎亡き後も、妻で生涯のパートナーだった沖縄芝居女優の大宜見静子が座長を引き継ぎ定期的に公演を開催。
残念ながら小太郎、静子共に舞台を天国に移しましたが娘の大宜見しょうこがバトンを引き継ぎ、新たな大伸座となりました。
旗揚げから70年を超えましたが沖縄芝居の枠にとらわれず大宜見小太郎、静子が生み出してきた『うちなー(沖縄)エンターテイメント』を次世代に届けていけるような劇団となるよう精進してまいります。
大宜見小太郎芸能略歴
大正15年 石垣にて「瓦屋節由来記」で初舞台(7才)
昭和7年 真楽座(玉城盛義座長)に加わる
昭和8年 琉球舞踊を玉城盛義に師事
昭和12年 処女作 舞踊劇「乱舞雌龍丸」発表、第1回ハワイ公演実施
昭和13年 大宜見静子と結婚
昭和17年 大阪府主催軍事援護劇大会で現代劇「輝く太陽」上演
昭和20年 終戦後大阪より沖縄へ引き揚げる
昭和24年 「大伸座」を旗揚げし地方巡業開始
昭和29年 舞踊師範免許取得(玉城流)第一号
昭和30年 琉球新報第一回演劇コンクールで「丘の一本松」入選、最高演技賞受賞
昭和34年 大宜見小太郎琉球舞踊研究所開設
昭和47年 沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統舞踊」伝承者となる
昭和48年 沖縄俳優協会結成、副会長就任
昭和57年 大宜見小太郎芸道五十周年南米北米記念公演をサンパウロ、ブエノスアイレス、ボリビア、第二コロニア、リア、ロスアンゼルス、ホノルルにて開催
昭和58年 文部省地域文化功労賞受賞
昭和61年 沖縄俳優協会会長就任、国立劇場二十周年記念公演出演
平成元年 那覇市政功労者賞受賞、琉球新報賞受賞、沖縄県指定無形文化財歌劇技能保持者となる
平成3年 「丘の一本松」1000回公演記念植樹(北谷町桑江区)
平成4年 沖縄タイムス文化賞受賞
平成5年 沖縄県文化功労賞受賞
平成6年 勲五等瑞宝章受章、7月26日舞台を天国に移す(享年75歳)
大宜見静子芸能略歴
昭和12年 第一回ハワイ公演参加
昭和13年 大宜見小太郎と結婚
昭和15年 大阪戒座公演参加
昭和20年 終戦後、大阪より沖縄へ引き揚げる
昭和22年 沖縄諮殉会文化部によって設立された公営劇団「竹劇団」に入団
昭和33年 琉球新報第三回演劇コンクールにて「ともしび」で最高演技賞受賞
昭和57年 大宜見小太郎芸道五十周年南米北米記念公演に同行
平成11年 沖縄県指定無形文化財琉球歌劇保持者となる
平成13年 那覇市政功労者賞受賞
平成24年 11月5日舞台を天国に移す(享年94歳)